アメリカにはGolden ruleというのが2つあります。 僕は、このgolden ruleを守るように全力を尽くしています。1つ目は、”Do unto others as you would have them do unto you.”です。僕は、このgolden ruleを守るように全力を尽くしています。最初の、他の人達を自分がもてなしてもらいたいように、もてなす。つまり、相手の気持ちを考え、思いやりのある行動をとるということには、 最も注意しています。もちろん、完璧で無い事もあります、それでも一生懸命、この原則を守っています。研究室のメンバー、一人一人の事を考え、それぞれのためになるように行動します。秘書の方、グラントの会計をして下さる方、研究室の試薬を作って下さる方、掃除をしてくれるおじさんたち、みんなに感謝の意をあらわし続けます。今でも病院長を勤める母が、臨床研修を始める僕にこう言いました。病院で一番偉いのは医師ではない。掃除をしたり、警備をしたりしている人達、あまり感謝をされないけれども、黙々と仕事をしている裏方の人達が偉いのだ、敬意を現しなさい。
2つめは、”He who holds the gold makes the rules.” つまり、お金です。お金は極めて重要です。アメリカの研究室では、研究室、大学にお金を持ってこれる教授を求めています。お金を持っている教授達は上を向いて歩き、発言権が強く、自分の思った研究がやりやすい状況を作れるのです。ですから、様々な手を使って、研究室に研究費が流れ込んでくる状況を作っています。そのためには、様々な努力が必要です。